橋口たかし(仮)のblogを書いたのは誰?

 サンデー大好きっ子の皆、こ〜んば〜んわ〜。おやおや、声が小さいぞ、ほらー、そっちの大きなお友達も元気を出して! こ〜んば〜んわ〜。よし、それじゃあ、お姉さん、今日も今日とてサンデーの話をするね。『女犯坊』って本当面白いよね〜。私も竜水和尚に犯されたい!
 そんな、小芝居は辞めて、普通に書きますけど、揉め事、荒事、ネットwatchが3度のおっぱいより好き、えっ、3度のおっぱいって何? 何それ? おっぱいは2つしかないのに、3度のおっぱいって何なの? ねえねえ、教えてよ? 「くすくす、あいつ3度のおっぱいも知らないのかよ」「童貞だしな。知るわけねえよな」「良い年してサンデー読んでるから、童貞なんだよ」やめろよぉ、僕の悪口は良いけど、サンデーの悪口はやめてくれよぉ。クロスゲーム超面白いよー。まさか若葉が死んでしまうなんて…………びっくりだよ。来週どうなるんだろう…………いつのサンデーを読んでるんだ、俺は。あと、昔、アレを読んだ友人が、あだち充の漫画の主人公は人が死なないと気合が入らない奴らばかりだなって言ってた。
 何の話だっけ。そうそう、今話題のサンデーお家騒動、橋口たかし(仮)編ですけれど、先ほど書かれた記事を持って、一応の終了を迎えました。これまでのところ、あのblogには本人であると証明する、絵、写真が上がっておらず、文章しか書かれてなかった為、本人であるかどうかはかなり灰色なんですが、ここで問題があります。
 本人じゃないなら、あれは誰だ?
 あーれーは誰だ 誰だ 誰だ あっれーはデビール デビールマーン デビルマーン♪
 ごめん、俺が悪かった。本当悪かった。
 一応、考えられる候補者としては
 1本人
 2サンデー側の関係者
 3雷句誠側の関係者
 4単なる愉快犯

 この四つに絞られるでしょう。
 では、まず4の単なる愉快犯に関して考えて見ましょう。実際に他人の名を騙って、blogをやるのは、そう難しい話ではありません。小説家やライターなど、文章を生業にする人の振りをするのはなかなか難しいですが、漫画家さんの場合、文章で多くを表現する機会がないため、露出が少なかったりする漫画家を騙るのは、不可能ではありません。
 最近も大場つぐみを騙るBlogがありました。(参照:蜘蛛の糸偽 大場つぐみのあがき)しかし、この場合はあっさり編集部側から、否定され、おしまい。成りすましが可能なのもあくまで本人や編集者に見つかるまでの目立たない短期間だけです。
 橋口たかし(仮)blogも短期間のうちに終了してしまったので、これから否定される可能性があるのですが、今回は大場つぐみのときとは場合が違います。まず第一に、今回はかなりの大事になっています。
 おそらく、サンデー関係者でこのニュースを知らない人はいないでしょう。別に作者本人がネットに注意してなくても、このようなことになれば、誰かしら連絡を入れてくるはずです。この時期に自分の名前を騙って、作家と編集というデリケートな問題に関して勝手放題書かれ、それに対し当事者である雷句先生も反応している以上、普通なら早めの対応が為されてしかるべきです。
 特にサンデーでは、WEBサンデー|まんが家BACKSTAGEという作家さんが自ら公式に発言できる場が設けられているのですから、もし、あれが今回とは一切関係ない愉快犯の仕業であるなら、あの内容を未だ放置する危機意識の無さは、かなりまずいでしょう。
 そういった点から、4の愉快犯である可能性は一端除外しておきます。
 次に3の雷句誠側の関係者の可能性を考えて見ましょう。
 何故、雷句先生側があのようなblogを書くのか? 単純に小学館側の印象を悪くする為です。
 あの橋口たかし(仮)のblogを読んだ多くの方は、あれを見て、橋口先生の言う通りだ、原稿を失くしたぐらいでと考えるよりは、むしろ、あれ、ちょっと小学館おかしくないか? あるいは橋口先生おかしくないか? と考えたはずです。(参考:橋口たかしさん(仮)のブログにねちねちツッコミをいれてみる。 - Something Orange はてなブックマーク - エラー|Ameba by CyberAgent [アメーバ]
 正しいこともいくらか言ってるとは思いますが、やはり、原稿紛失を、「あの程度」と言っているあたり、どうにかマイナスイメージを付与してやろうという悪意を読み取ることができます。
 ただし、当然ながら4であげた通り、橋口先生本人が否定すれば、すぐ終わりであり、場合によっては本当に誹謗中傷で訴えられてしまうので可能性は限りなく低いと考えてよいでしょう。
 それで、残るは1か2です。
 しかし、上でも少し書きましたが、橋口(仮)blogで書かれている内容は、かなりアレです。痛いし、説得力がないし、客観的に見たら書かない方が良かったのでは? というレベルです。当然、そんなものをサンデー側の人間が書く理由は無いので、1、2もありえません。よって、あの文章を書いた人間はどこにも存在しないのです。謎は全て解けました。真実はいつも一つ!
 よかった、橋口(仮)blogを書いた奴はどこにもいなかったんだ……。
 ただ、まぁ、限りなく0に近いというか、絶対ありえないと思うのですが、アレをアップした直後は、書いた人は自分達の痛さに気づいていなかった可能性があります。
 サンデーにいた漫画家が編集部批判をしているのだから、サンデーにいる漫画家が編集部を賛美すれば、いってこいでプラマイ0だろうという浅はかな考えから、あの文章が書かれた可能性も無くは無いよね?
 さて、ここで考えたいのは、あの橋口(仮)blogはいつ書かれたのでしょうか。ここを見る限り、雷句先生がblogで陳述書をアップしてから、わずか四時間後です。
 橋口(仮)blogは普通関係者でなければわからないような情報が目白押しです。特に雷句先生が小学館漫画賞を受賞した時の話など、あれが嘘ならば、あまりのリアリティにびっくりですし、もしあそこで間違ったことを書けば雷句先生から即座に否定されるでしょう。
 ここで、またしても4の可能性は減少するわけです。
 では、あれを書いたのは1と2のどちらか。もし、橋口先生があのblogを本当に書いたのなら、一つ疑問が残ります。何故本人証明を一切しないのでしょうか? 本気で編集の方を弁護したいのであれば、自分の作業中の原稿を一枚チラリと見せれば、それだけで充分本人証明になるはずです。何故、頑なにそこをぼやかすのか。
 まず、何かあった時に知らぬ存ぜぬを貫く為。
 もう、すでに何かあった状況と言えるので、もし、あれが本人であったとしても、即座に何らかの形で否定した方がよいでしょう。
 そして、もう一つの可能性。実はあれを書いてるのが、橋口先生の許可を取って、合法的に橋口先生の名前を借りられる立場にいる人間の可能性です。
 ここで2が出てきます。考えてみれば、あの文章は最初から最後まで撤頭撤尾漫画家の視点からではなく、編集者の視点からの意見が目立ちます。
 曰く、「小学館漫画賞を取り、アニメ化までした作家は、編集者にとっては、逆に威厳を振りかざしかねない怖い存在なんですよ。」
 なるほど、確かにそうかもしれません。けど、それって小学館漫画賞を取って、アニメ化までした作家が言う意見ですかね? 新手の自画自賛でしょうか? あるいはそういう立場に立った作家だからこそ言える意見なのかもしれません。なるほど、深いですね。
 先ほどアップされた日記では、勝手に総括していますが、最初から最後まで自分が作家であるということを省みずに、ひたすら編集の立場に立って、冠さんの擁護をしていました。ちなみに現在名前を使っている編集者である、高島雅氏に関しては全スルーです。
 これは一体どういうことなんでしょうね?
 実際何が起こっているかは、僕のような業界とは一切関係の無い、ただの漫画好きにはサッパリわかりません。しかし、blogが存在する以上、必ず誰か書いた人間がいるということです。
 業界に通じてる愉快犯が、たった4時間で即座に、サンデー編集部と、橋口先生にマイナスイメージを与えるような悪意のある文章を書き上げたのかもしれないし、雷句先生側の巧妙な自作自演かもしれませんね。もし、そうだったら、何て策士なんでしょう……あの陳述書の熱い文面も、これをごまかす為の演技だったのかもしれません。あるいは橋口(仮)blogに書いてある通り、橋口先生が義憤に駆られて、つい後先考えず、思ったことを書いてしまったのかもしれません。
 もしかすると、万が一、いや、これだけは絶対ありえないと思うのですが、個人ではblogを持てない編集者の方が、自分の言う事を何でもきく橋口先生の名を騙って、勝手にあのようなことを書いたのかもしれないですね。
 いやいやいや、それだけはありませんよね。だって当初のblogの最初に

確かに口は悪いかもしれないですが、優秀な編集者だと私は思っています。またこういうことを書くと「冠茂に無理やりこのブログを書かされているんではないか?」というような勘繰りをする方が出てくるとは思いますが、個人的な「怒り」から、このブログを書いております。

 なんてことを言われてもいないのに、勝手に予防線として書いておくぐらいだから、それだけはない。天下の小学館の社員様がそんな姑息な事をするはずがない。ちなみに新條まゆ先生のblogによれば、彼らは安月給で働いてるらしいです。なるほど! 平均年収一千万を超えている小学館の方々が安月給だとするならば、大阪府の公務員の手取り34万円が薄給だというのも理解できますね!
 いやぁ、この世は僕の知らない事に溢れてるなあ。この問題に関しては、この後も誰が暴露し、誰が墓穴を掘るのかを生暖かく見守って行きたいと思います。ああ、楽しい。くすくすくす。