『Tiger&Bunny』面白いよね

 「生存報告ーーーー!」
 今年は毎日更新しようと思っていたし、毎年明けた直後はそう思っているのだが、思っているだけではblogは更新されない。人類がより進歩した暁には、自身の思っていることが勝手に文章化され、勝手にアップロードされるようになり、bloggerにとってはさぞかし便利な世の中になるだろう。そうなれば警察だって危険思想を持っている人間を効率よくピックアップできるはずだ。win-winである。
 しかし、現在の人類は猿から進化してからまだ間もないため、キーボードをカチャカチャ打たねばblogは更新されず、未だにブラインドタッチを習得していない僕にとってはblogの更新とは大変な重労働であり、よっぽどのことが無い限り更新なんてできっこないのだ。
 そして、わかってしまったのだ。
 もうこの世にはよっぽどのことなんてないのだ。のだのだのだ。
 僕が何かを言おうとしても、必ず他の誰かが代弁をしている。
 たとえば、アニメの感想を書こうとしても、すでにその内容は『やらおん』のどこかにまとめられている。アニメの感想に限定すれば、『やらおん』は「バベルの図書館」を完成させたといっても過言ではない。もちろん、『やらおん』にまとめられていないよう感想もあるし、バベルの図書館は余分な情報やノイズが多すぎて不便だ。
 だが『やらおん』以外でも、誰かの何かしらに関する意見がネット上のどこかでリアルタイムで書き込まれていく。僕らが感じたこと、考えたことはいつだって既出だ。
 『のび太の大魔境』でスネ夫は語った。

「ジャングルも砂漠も極地も高峰も、深海底さえも・・・、地球のすみずみまで探検しつくされ、人間のいかないところはない。ぼくらには謎や神秘のかけらさえのこされていないんだ!!」

 もう、僕にも何も残されていないのだ、のだのだのだ。
 そんなことを思っていたら、現在USTで放送中の『タイバニ』で、落ちぶれていたスカイハイさんが、「言い訳ばかりして、僕は何もしていなかった」と言う素晴らしい発言をしていたので、スカイハイさんを見習って僕も頑張ることにしました。
 オチが思い浮かばなかったけれど、ちょうどアニメでそれっぽいことを言っていたので、アニメは素晴らしいなと思いました。それじゃあ『やらおん』見てきます。