ネットとテレビが手を組むとヤバいとは思った

 先日の捕捉と言うか、この手の炎上沙汰は割と日常茶飯事じゃねみたいなこと書いてたんだけど、今回の件でこれまであんまりなかったなあって感じたのが、ネットで見つかった検証画像をテレビが次々と採用していったこと。
 バラエティじゃYouTubeなんかの面白動画を使うのは割と珍しいことじゃないけど、ニュース番組とかでここまで露骨にネットの情報をソースに番組が組み立てられたことって珍しいんじゃないかな。
 いつもだったら「ネットで見つかる情報丸パクリしてねえで、自分たちで仕事しろよテレビ局」みたいな論調も上がってきそうなんだけど、今回はそんなもんほとんどなく。
 テレビとネットが手を組んで特定の対象に攻撃姿勢を示すと情報の拡散スピードが本当凄いことになる。たまにまとめサイトが匿名ダイアリーとか個人のtweetを取り上げて、さらにそれをニュースサイトが取り上げて大事に見せるっていうソースロンダリングをやってるけど、それの強化バージョンみたいな感じ。そうなると、まあ、通常以上に歯止めが利かなくなって、俺が記憶してるケースだと病院で暴言吐いた岩手県議の時がそんな感じだった。
 そんなわけでテレビの人たちとネットの人たち*1は「27時間テレビは本当につまらない。毎年見てる俺が言うんだから間違いない」みたいに仲良く言い争っている方が健全なのかもなあって思った。

*1:ネットの人たちという概念も怪しいもんだとは思うが