クラナドが人生ならば、人生ゲームとは一体何なんだろう。

 お前がはっきりしないからだと言われた主人公が、数分後にはっきりした態度で先週まで懇切丁寧に立てたフラグを、千歳飴みたいにボッキボキに折ってやがったので爆笑した。
 おかげで、意味も無く唐突に出てくる風子から、「お前らは今ヒロイン気取りですけど、しょせん風子と一緒で本筋には関係ない、無意味な存在ですから。むしろまとめて扱われる分、季節遅れの福袋みたいな感じ? とにかく一人で六話近くを使った風子より遥かに格下ですから。あんたらも私みたいにさっさと退場して、たまに顔見せして、声優オタを喜ばせればいいんじゃないでしょうか? あと風子は原作通りなら、お前らと違って最後に見せ場がありますから。そこのところよろしく」という悪意が伝わってきました。
 物語自体の完成度を考慮するならば、最初っから無理に出番を与えなくても良かったんじゃないのとは思うし、杏なんか、無理に恋愛感情を持たせなくとも、普通に友人キャラとして、Kanonで言うところの香里みたいなポジションでも良かったんじゃねえのとは思うのですが、やはり、キャラクターには特定のファンがいるわけで、勝平がいないことに文句を言う人はいなくとも、藤林姉妹のの出番が無ければ、怒る人はいるのだろうし、しょうがないのか。しょうがないのだろう。というか、椋はゲームでは杏の当て馬でしかなかったので、原作よりは優遇されている気がする。原作では影薄いし、ルートによってはビッチ呼ばわりだし。
 杏はアフターで保母さんとして出番があるからその時頑張れ。
 智代は知らない。けど、京アニだから適当な出番を用意してくれるよ、きっと。